揺りかごの中でもシ−トベルト


 クリタマバチのゴ−ルの中でクリタマバチ幼虫を食いつくしたチュウゴクオナガコバチ幼虫は6月上旬には終令幼虫となり、暑い夏と秋をゴ−ルの中で過ごし12月には蛹になる。その間餌はとらず、静止しているものと思われます。幼虫の腹部には写真のような非常に長い毛がたくさん生えています。この毛の先端は縮れていてゴ−ルの内面に良く絡み付くようになっています。長い夏眠の間、風などによるゴ−ルの振動によって幼虫が振り回されるのを防ぐクッションとシ−トベルトの役目をしているのです。

チュウゴクオナガコバチ幼虫(腹面に長い毛がある)  走査電顕で見た頭部と腹面の長毛